尾上菊之丞の日記
創生座・四神記
![]()
今日は京都の弥栄会館というところで、創生座公演「四神記」に出演してきました。青龍・朱雀・白虎・玄武の四神のうち朱雀が私でした。写真は出番前準備万端というところです。
能のシテ方・片山伸吾さんとの舞台上での共演は数年ぶりで、数年前は伸吾さんが義経、僕が平教経で屋島の戦いでしたが、以前とは違う形で絡むことができて、また新しい発見というか、楽しく踊らせていただきました。愛之助さんとも久しぶりの共演になりました、また愛之助さんが楳茂都流の家元を継承され、楳茂都扇性を襲名されてたので、歌舞伎役者としてだけでなく舞踊家としても同じ世代の新しい家元が誕生したことをとても嬉しく頼もしく思います。
なんにもせよ公演は無事終了!急いで最終の新幹線に乗り込み東京に戻りました。
明日は午前中の飛行機でロンドンに出発します!ロンドンでの歌舞伎「NINAGAWA十二夜」。どんな公演になるのか僕自身楽しみです!では行って参ります!!
振り付け
![]()
NINAGAWA「十二夜」のロンドン公演が近づき、菊之助さんが踊る場面で、今回新たに手を加える部分の振付をやってます。時間的には数分しかないのですが、じっくり時間をかけて考え中です。20日過ぎには僕もロンドンへ行ってきます!バービカンシアターは前回ロンドンを訪れた時に行きましたが、その劇場で歌舞伎が上演されると思うと楽しみでなりません。気がつけば朝4時を過ぎていました。。。
今日は稽古場に林英哲さんがおいでになり、5月のオーチャードホールの打ち合わせ。
こちらも、昨年の9月に国立劇場で上演した作品の再演になりますが、前回よりパワーアップしたものに仕上げるべく頑張りたいと思います。英哲さんと話しているとだんだん気持が高ぶってきます。ちょっと早すぎるのでゆっくりやっていきたいと思います!
ちょうど今朝テレビを見ていると5月8日の英哲さんとの公演のコマーシャルが流れていました。自分も映ってビックリ!日テレさん主催なので当然なのかもしれませんが、嬉しいものですね。
WBCが気になって
今日は稽古日でしたが意外に早く終わったのでゆっくりとWBC日韓戦をTV観戦できました。TVのスイッチを入れた途端、松坂投手がホームランを打たれたのでどうなる事かと思いましたが見事に日本が快勝。本選出場が決まりホッとしましたが、あまりに大差がついたためスタンドの観客がウエーブをしていました。どんなに点差がついても日本の選手たちは集中力を切らさないでプレーしていたのにとても不愉快でした。インターバルの途中ならばまだしもインプレー中に試合と関係ないところで大きな歓声や拍手が起きたり、国際試合で特にマナー良く応援してほしいと思いました。ぶつぶつと偏屈なこと言ってますかね・・・(苦笑)。
確定申告!
国民としての義務、確定申告の時期になりました!
毎年突如として領収書や伝票を手にとってわさわさと準備をします。
昨晩は朝4時まで申告の準備に追われました。
数年前までは人任せにしてきた準備も近年は急に義務感責任にかられ、自分で伝票付けたり、
計算機叩いたりするようになりました。あたりまえのことをあたりまえにやってこなかったので今頃大変な思いをしている感じです。
おやすみなさい・・・
雪!?
![]()
東京は驚くような寒さに戻り、外は雪!もうすぐ3月なんですけどね・・・
昨日は1日京都に行ってきました。京都芸術文化センターというところで創生座の公演の打ち合わせだったのですが、京都のほうが寒いのではないかと思っていたのですが、圧倒的に東京の方が寒いですね。ま~今日は特別でしょうけれども。
今回の京都「創生座」の公演では、四神伝説の朱雀を演じます。共演する片山伸吾さんとは5年ぶりくらい、片岡愛之助さんとも久しぶりの舞台になり、とても楽しみにしているところです。
他にも茂山茂さんなどなかなか共演する機会がない皆さんとの作品作りは楽しく刺激のあるものです。どんな作品になるか是非とも楽しみにしていただきたいと思います!
銭形平次
今日は内幸町ホールで開催された「櫻舟」に出演させていただきました。出演した演目は音楽劇「祭囃子宵宮投銭」。正しく時代劇の銭形平次です。主人公である平次親分を語らせていただきましたが、本当に楽しみながらやらせていただきました。約45分の曲で、唄に三味線・囃子に語りで物語が進行していきますが、動きがないのでセリフの間合いなどなかなか難しく、どうすれば耳からの情報だけで情景や物語を連想させられるかを考え、多少苦戦はしました。歌舞伎の下座音楽をうまくあしらって、時代劇が歌舞伎のテンポで進んでいくというような感じで、音楽の良さと芝居の面白さを同時に味わっていただけるような作品だったように思います。「神妙にしろ!」子供のころに十手を片手に何度も真似をしていたように思いますが、まさか役に立つ日が来ようとは(笑)。。。。
尾上会も
![]()
流儀としての数年に一度の大きなイベントである「尾上会」も無事に終了しました。お客様をはじめ、出演者・スタッフなど多くの人の協力をいただき、大きなトラブルもなく終演しました。僕個人としては4役、しかもそれぞれに大きな役で奮闘公演のような感じでした(笑)。
「賤機帯」の舟長。「蝶の道行」の助国。「将門」の光圀。「かさね」の与右衛門。
先日の「二人椀久」も含めると、5番すべてが男女の二人立ちの演目で、なかなかこんなに固めて演じることはないと思います。正直少し混乱するような部分もありましたが、ひとつひとつ時間をかけて取り組むことができたように思います。
椀久でも本番にアクシデントがありましたが、今回は「かさね」で危うく客席に落下するところでした。
最後に与右衛門がかさねを殺したあと逃げるように花道から引っ込むところがありますが、舞台上には土手の大道具が組んであって、そこからスロープを駆け下りて一気に花道に入ります。その時、スロープを駆け下り、花道に向かっていたはずが少し角度がずれていたようで、気がついたら目の前は客席で下、瞬間的にジャンプして客席を飛び越えて花道に着地しましたが、あとで考えるとぞっとする出来事でした。ある意味、椀久のアクシデントの比ではありません。
ま~そんなこともありましたが、なにしろ体の故障もなく無事に会を終えることができたことに本当にホッとしています。
写真は「賤機帯」の舟長、本番直前の一枚です。
明日は藤間勘十郎さんと大和櫻笙さんの作品発表演奏会。私の役目は銭形平次親分です。小さい頃大川橋蔵さんの銭形平次が大好きでしたが、まさか平次親分を自分が語りとはいえ演じるとは思いませんでした。楽しんでやりたいと思います!
椀屋久兵衛
今日は日本舞踊協会公演、国立劇場で「二人椀久」を踊ってきました。今日は少し驚きました。
幕が明いて、花道から登場するのですが、出の時はほとんど音楽が静まって静寂の中を歩いて出ます。よきところでハッとおこつく(つまづく)と笛が強い旋律を吹き、音楽が始まるのですが、なんと照明の具合がうまくいかず、登場した僕の体が演奏者から見えなかったようで、ハッとおこついても笛がかからない!一瞬何が起きているのか?だったのですが、暗すぎて見えていないかもと思って仕方なく足をひとつトン!っと踏み鳴らして知らせ、なんとか曲の演奏が始まったのですが、ま~驚きました。
本番の舞台は何が起こるか分からないので、どんなことが起きてもそれほど慌てはしないのですが、音楽が始まらないことにはどうにもならないので、ちょっとした恐怖を感じました。ホントに何があるかわかりません。。。
将門の光圀
![]()
リハーサルが続いていましたが、一通り演奏者との下浚いが終わり、後はいよいよ本番を待つばかりという感じになってきました。まずは15日の椀久、気持はもちろんですが、肉体的なピークをうまく持っていけるようにケアしたいと思います。「かさね」の与右衛門が裸足で演じる役なので、稽古中に足の裏が水膨れになったり、疲れが腰やひざにきているので油断はできません。写真は尾上会リハーサル
「将門」の光圀、かつらをのせるところです。
立春やら節分やら。。。
暦の上では春を迎え、確かに温かい日もちょくちょくあるように思えてきました。長閑な季節ではありますが、僕の方は長閑とはまったくもって縁遠い毎日で、ブログも久々に2週間近くあいてしまいました。昨日は舞踊協会公演「二人椀久」の下浚い(演奏者とのリハーサル)があり、天王寺屋のおじ様に見ていただき、衣裳の扱いから、化粧、踊りの細かい部分まで、ご指導をいただきました。とにかく「二人椀久」は祖父の振付の代表作で、中村雀右衛門さんの松山太夫と中村富十郎さんの椀屋久兵衛で長年にわたって歌舞伎の本興行で上演されてきました。役の性根から舞台上での注意点など、本番の回数が役者さんに比べ圧倒的に少ない自分にとってはとても勉強になりました。曲の面白さ、振付の面白さ、最も好きな演目と言っても過言ではない作品ですから、楽しくてしょうがありません!しかも相手役の松山太夫が吾妻流家元・吾妻徳彌さん。祖父が椀久で吾妻流先代家元・吾妻徳穂さんが松山というのが名コンビだったと聞いているので、とても縁が深いキャストでもあるのです。
尾上会の稽古の方もいよいよ追い込み段階で、出演者も毎日稽古に励んでいるという感じです。
